第32回:石材の特殊汚れ、除去できる?
石材の頑固な汚れ、ご相談ください
第32回は「石材の特殊な汚れ」に対する適切な処置についてご紹介します。
通常の使用や経年による汚れの多くは、これまでの実績から見ても十分に除去可能です。
1. 汚れの種類と原因を特定する
石材の汚れは、テナントの業態や建物の構造など、 様々な要因が複雑に絡み合っています。

油汚れ

錆(サビ)汚れ

エフロ(白華現象)
汚れの種類によって原因や対処方法は大きく異なります。
適切な処置を行うためには、事前に汚れの性質を正確に見極めることが重要です。
2. 対処方法を導き出す「テスト施工」
汚れは複数の要素が混じり合っていることが多いため、一概に判断できない場合があります。
そのため、私たちは事前の 「テスト施工」 を重要視しています。
| 反応確認 | 事前にテスト施工を行い、薬品の反応をプロの目で確認します。 |
|---|---|
| 基準の共有 | どの程度まで汚れを除去すべきか、事前に擦り合わせを行います。 |
3. 洗浄実績(Before & After)
【ケース1】 染み汚れの除去



【ケース2】 錆(サビ)汚れの除去



⚠️ ご注意ください
一度汚れが除去できても、建物の構造的な要因により再発する可能性があります。
そのため、施工後も一定の経過観察期間を経てから、最終的なご判断をいただくことを推奨しております。