第4回:不燃材 パウダー塗装
見落としがちな「不燃材認定」
第4回は最近ご指定いただくことが増えてきた「不燃材 パウダー塗装」の紹介をしていきたいと思います。 岩綿吸音板用の塗装としては広く定着してきた「パウダー塗装」ですが、そもそもパウダー塗装に不燃材の認定は必要なのでしょうか。パウダー塗装の特徴のおさらい
- 吸音効果を低下させない
- 岩綿吸音板の目を潰さない(トラバーチン模様を塗膜で埋めない)
パウダー塗料に不燃材の認定って必要?
建築基準法には「内装制限を受ける箇所には所要の防火性能を持つ材料を使用しなければならない」とあります。 そのため、パウダー塗装が施された岩綿吸音板も、防火性能を維持しなければなりません。各関係機関へのインタビュー
客観的な意見を伺うために、国土交通省、消防署、新宿区役所それぞれに、パウダー塗装の不燃材認定の必要性についてインタビューを行いました。国土交通省
担当部署 O氏
定められいる通り居室等は難燃以上、通路・階段等は準不燃以上の塗料を使ってください。それ以下は認められません。
新宿区
消防関連機関 S氏
内装仕上げの防耐火性能は仕上げ表に記載して大臣認定書を添付して頂きます。
新宿区
担当部署 A氏
内装塗料の防火性能の確認は、 仕上げ表にある大臣認定番号で確認致します。
不燃材ラベルの表示活動
先日オフィスビルの改修工事において、都内某消防署の消防検査で「天井に不燃ラベルを貼ってください」とご指示があったことを受け、弊社では不燃材ラベルの表示活動を進めております。
安心・安全の印にご活用ください。